粛啓
檀信徒の皆々様におかれましては、ますます御清栄のことと御慶び申し上げます。
さて、この度当山におきましては、山内檀信徒総意の下、永らく当山宝物館に安置致しておりました「愛染明王尊像」に、愛染堂にお戻り頂く運びとなりました。
幾年の時節を経て、損傷が著しい状態でありますが、本来の美しい御姿でお戻り頂きたく修繕を依頼しましたところ、過去数度に渡る塗り直しの為、御尊像の表面に塗料の厚い膜が付着していることが判明いたしました。全ての塗料を剥がし、改めて塗り直す作業に、一年を越す期間と、多額の費用を要することになりました。
つきましては、当山愛染明王尊像を永く後世に伝え遺し、皆様と共にその功徳を分かち合いたく、この景況、諸事物入りのこととは存じますが、浄財御喜捨を伏して御願い申し上げます。
御寄進者の御芳名は愛染堂にて扁額を掲げさせて頂き、その御篤心を末永く顕彰させて頂きます。
何卒、宜しく御願い申し上げます。
合掌
山主敬白
愛染明王尊像修復寄進申込書
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